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2009/05/21(木) 20:07  マスクひとつで予防効果がある思っている人が多いので、書いてみました

夜に自転車を走らせるとき、なぜライトをつけなければいけないか、ということを知らない人が結構多い。運転している人が前方の情報を得るためにつけることよりも、自分が自転車であることを前方の人に気がついてもらうためにつけることの方が重要な役割である。つまり、その仕組みをわかっていないと、ちゃんと機能を果たせないのである。

ところで、慢性の花粉症を患っている人は春になるとマスクをする。でも、そのマスクの仕方が間違っていると思う…という話は、以前、このブログに書いた。いくら息苦しくても鼻を出してしまうと鼻の粘膜に花粉が触れてしまう。ところで、このときにゴーグルをするかどうかというのも、実は重要な問題である。というのも、花粉症とは花粉が粘膜に触れることで発症するのだから、目や目の周りの粘膜も当然防護しなければいけないからである。

さて、花粉を含む空気に触れることで花粉症が発症する…ということをウイルス感染の病気に例えれば、花粉症は「飛抹感染」ではなく「空気感染」に該当する。だから、花粉症を発症したくない人はマスクとゴーグルの両方が必要…といえる。で、いま話題の新型インフルエンザであるが、これは、ウイルスを持っている人がくしゃみや咳をすることで周りに撒き散らす体液(おもに唾液)に含まれるウイルスによる、飛抹感染である。つまり、発症している人と同じ部屋にいれば必ず感染するという花粉症のような話ではない。

ということで再び、マスクの効用について考えてみたい。もし、まだウイルス感染をしていない人が、感染したくないという場合、マスクをすれば安心といえるのだろうか?それは、自分の口・鼻と目の距離を考えてみると簡単にわかる話だ。たとえ口・鼻を覆っても、目を覆ってなければマスクの効果は気休め程度しかないだろう。例えば、自分がゴーグルをしていない状態で目前で誰かがくしゃみや咳をしそうなら、その直前に目をつぶり目からのウイルス侵入を食い止める必要がある。また、その後は目の周りをアルコールか何かで拭き取ってからでないと目を開けてはいけない。もし、そういうことができないなら、マスクだけをしても(たぶん)意味がないはずだ。

一方、新型インフルエンザでマスクに意味があるのは、既に感染した人が、自分の飛抹を周りに撒き散らさないようにするためのときである。実際、ニュース番組で紹介される映像のほとんどは、マスクをしている人とマスクをしていない人のくしゃみを比較したものである。また、このときは、目から体液(涙)が飛び散ることはほとんどないから、ゴーグルではなくマスクのみで意味がある。

まとめよう。

  • もし、あなたが、自分は非感染者であるということに自信があるなら、人からウイルスをもらわないようにするために、マスクとゴーグルの両方をしなさい。両方できなければ、片方だけですませても(たぶん)意味はない。臭い部屋にはいるときに片方の鼻の穴だけを塞ぐようなものである。
  • もし、あなたが、自分は感染者で発症しているなら、人にウイルスをあげないようにするために、マスクをしなさい。ゴーグルには(たぶん)意味はない。

参考

この記事へのコメント
211. みどり   URL  2009/05/22 06:16 [ 編集 ]
マスクが買えないという事情もありますが、マスクをしている人も少ないですね。
昨日は、気温が高かったので、マスクで鼻まで覆っていると、なんか息苦しくて熱がでそうな感じでした。

ま、普通の風邪のときでもそうですが、席をするときにハンカチで口を覆いましょうよということですね。で、かかりたくなければ、マスクにゴーグル。
とはいえ、そんな恰好では仕事はできませんが・・・。


212. たつみ   URL  2009/05/23 01:40 [ 編集 ]
夏にマスクは辛いですよね。ちなみに、飛抹感染より更に恐い空気感染の場合は、マスクも、薬局で売っているようなやつではなくて、もっと除去率が高い、つまり息苦しいマスクにしないといけないそうです。でも、逆に飛抹感染ならば、そんなたいそうなマスクにする必要はないともいえます。

さきほど聞いたニュースでは「N95マスクでないと防げないとか、いろいろ言っては高いマスクを売りつけている人」がいるようですが、口と鼻にN95を当てても目は無防備だったら何の意味もないですよね。

あと、飛抹感染だということを考えれば、自分一人しかいない密室でマスクをする必要はまったく無いわけです。なので、電車の運転手は(仕切られた運転室で、一人乗務する場合に限り)マスクをする必要なんてなし!
213. 山根   URL  2009/05/25 13:16 [ 編集 ]
とりあえず日本感染症学会緊急提言「一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について」(2009.5.21)
などが参考になるかと。
http://www.kansensho.or.jp/news/090521soiv_teigen.pdf
WHOの医療従事者のためのマニュアルや、クリティカルミッションの業務対応マニュアルが元になっているのではないかと想像します。だから花粉症ゴーグルが薬局で売られている国や、個人が密室でドライブという場合は想定していない。
 あと直接飛沫だけでなく、残留した唾液や涙液もしばらく感染力があるので、公共機関の運転手は乗客の有無や交代するしないに関わらず常時マスク着用です。
214. たつみ   URL  2009/05/25 19:44 [ 編集 ]
>やまねさん

そうですね。ゴーグルが存在しない国で作られたルールを過信して動いている人が多いですよね。

ところで、ここ数日の日本では、鉄道会社などのちゃんとした会社では「熱がある人は出勤してはいけない」というのが常識になっていますので、だから、電車の運転室でマスクをする必要はないのです。
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