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「あなたは腕時計をいくつ持っていますか?」という質問の回答を利用した有名な心理テストがあります。これの回答が何を意味するかということは知っていますが、そんなことを気にせずに答えてしまいましょう。
僕は基本的に腕時計を1つしか持たないことにしています。なお、僕の机の回りには使おうと思えば使える腕時計は合計3つあります。あと2つのうち1つはパリ市郊外にあるシトロエンの工場の売店で購入したシトロエンのロゴ入り腕時計(赤い革ベルト)で観賞用、もう1つは古い腕時計で電池切れ状態で放置されてン十年。で、結局どちらも普段はまったく使っていません。
ここで、僕が腕時計に求める条件を3つ挙げてみます。
- 正確であること、すなわち電波時計(できれば日本2波、アメリカ2波、ヨーロッパ1波に対応。さらに中国波にも対応して欲しい。)であること。
- 手間がかからないこと、つまり壊れないだけでなく、ソーラーか電池寿命が長いことに加え、曜日や月日の表示も調整せずに自動でやってくれること。
- 僕の細い手首にきれいに入ること。
他にも優先度は低くなりますが、文字板と針の色が違うとか、文字板は数字がついてないとか、いろいろと希望というか条件がありますが、最初の3つとくらべると優先度は低いです。
で、これらの条件をすべて満たす普通の値段の腕時計があるといいのですが、なかなか出会えません。現在使っている腕時計は2002年冬に購入したものですが、ほぼ上記の条件を満たしています。満たしていないのは「日本2波のみ対応。文字板と針の色が同じ。」ということです。結果として、この時計をずっと使い続けています。
さて、こういう状況が長くつづいていたのですが、半年ほど前に、この腕時計のデジタル部分の表示がおかしくなっていることに気がつきました。いろいろボタンを押してみて調整しているうちに、いきなり長針がとてつもないスピードで動き始めました。そこで落ち着いて時計の裏フタを外し、電池を一度取り出して、再度電池を入れ、reset用短絡を使って全体を完全リセットさせ、再度組み立ててみました。そうしたら動き出したのですが、翌朝になるとおかしくなっている…つまり、電波時計機能に難ありということがわかり、それ以降は電波時計機能をOFFにして、適宜時計を手動で合わせて使っていました。
しかし、10月某日、ついに本当に使いものにならない状況になりました。具体的に書くと「いままで見たことのない表示画面」です。日付も2000年15月20日とか、一体なんだこれ…って。
そこで遂に観念して、新しい時計を買おうと近所の大手店舗の商品棚を覗いてみました。でも残念なことに、今の時計よりもいい条件の時計を見つけることができませんでした。うーん。困った。と思いながら店員に声をかけました。そしたら店員は僕の時計を見て「内蔵電池の電圧低下による誤動作ですね。これなら電池を交換すれば直りますよ。」とのことでした。「本当か?電圧が低いと15月20日になるのか?」と疑心暗鬼に思いながら電池を交換してもらい、それから屋外に出て電波時計としての動作を確認したら、購入した直後と同じように完璧に動いてくれました。店員は正しかったのです。やっぱり素人判断は駄目です。反省。
ということでこの時計は無事に僕の手元で再び動き続けています。またしばらくは時計を買おうかとか悩む必要がなくなりました。めでたし。めでたし。
でも、本当にめでたいのかなぁ?